最近知った、「ナッジ」という言葉についてお話しします。
ナッジとは
ナッジという言葉を聞いたことありますか?
ナッジ(nudge)とは
注意を引くため、軽く突くという意味があり、
そっと後押しする
自発的により良い選択ができるよう手助けする そんな意味合いで使われています。
身近なナッジの例
先日テレビで紹介していたのが、公共施設の入り口床に貼った矢印。
矢印の→マークををたどり、自然に手指消毒コーナーへ誘導するというものです。矢印マークを付けた事で、施設入館前に消毒をしてから入場する人の割合が増えたそうです。
また、飲料メーカーがラベルの裏側に印刷したおみくじの例も紹介されていました。
「おみくじを見る」という行為で、自然とラベルをはがしリサイクル分別をしやすくしたという事例もとても面白いと思いました。
片づけや生活にも取り入れられる
「自然に、後押し」してくれる仕組み、私達の暮らしにも取り入れられている事がありそうですよね。
例えば、文字や絵でその場所に収納するものを見える化した「ラベリング」は、わかりやすい例だと思います。
例1 レンジのタイマー部分 最初に選択ボタンを押す必要があるので文字のラベリング
例2 よく使うタオルの引き出しにイラスト付きのシールを貼ってラベリング
先日、子ども向けワークショップにて、玄関に足型のファイルを置いて靴を揃える事をお伝えしたのですが、これもナッジのひとつかなと思います。
日々の生活をより快適にするために、優しく自然に、「後押ししてくれる行動」を増やしていくことは、暮らしを整えるのに大いに役立ちます。お子さんやシニアの方、私のようなうっかりやさんにもおすすめです。
最近スーパーのレジ前にも「足型」マークありますよね、あると確かに距離を置いて並んじゃいます