できない自分にダメ出しばかりしていた
今から10年ほど前のこと。
探し物が見つからなくって、すぐどこかへ行ってしまう。
家族も使ったらそのまんま。
困り果てて、イライラカリカリしながらハサミや爪切り、挙句の果てにゴミ箱にまで紐(リード)をつけて紛失対策をしていた時期がありました。
人と比べてばかりいた
ゴミ箱同様?カバンの中も紛失防止のために、紐だらけだったんです。
そんな時、帰省先で「カバンの中の整理講座」を見つけて、参加したんです。
まずはカバンの中だけでもキレイにしたい一心でした。
講座の中で、自分のカバンの中身や整理の方法を紹介したのですが、他の方はもともと最小限の必要なモノしか入れていない、どこに何を入れるか決まっている・・・皆片づけ上手な人に見えて恥ずかしかったんです。
※ その時のバック(鍵、小物入れ、とにかくリードをたくさんつけていました)
そんな時、講師の先生が「そのやり方すごく、工夫してていいですね、ジェニさんらしくていいですね。」って紐だらけのバックを褒めてくれたんです。
その上で、迷わず進めやすいモノの分類や、より使いやすくなるためのヒントをもらいました。
※ 受講後のバック(鍵は現在もリードが便利で愛用していますが、中身はかなり整理されました)
片づけられないと思っていた私に、「あなたは片づけ方を知らなかっただけなのね」というコトバがお守りのように響きました。
それが、ライフオーガナイズとの出会いでした。
それが自分らしいやり方
それまでは、収納本の写真ように整然とした空間が正解、とにかくモノは少なく捨てるのが正解・・・のような情報ばかり追っては、できない自分にガッカリしていた事に気がつきました。
人と比べるようなやり方では、何も解決しないし、スッキリしない。
そもそも何のために片づけたいんだっけ?
自分の中のガチガチに縛られていたリードが、するりと緩んだように感じました。
みんな、違ってみんないい
誰かの正解を探すのでなく、自分が使いやすく納得いくやり方でいい。
そんな風に背中を押してもらって、気持ちがとても楽になりました。
「人と比べて、私ってダメだなぁ」ばかり思っていたのが、「そっか、自分はこれでいいんだ。」と思えた瞬間でした。
そうして、自分を受け入れられたことで「できない、うまくいかない」に捉われた思考から、カメラを引いて全体を映し出すように、見渡すことができました。
そこから、単に目の前の空間をキレイに片づけるだけでなく、その先にある「自分はどうしたいのか、どんな暮らしをしたいのか」考えられるようになったんです。
暮らし(ライフ)を整える(オーガナイズ)「人が主役の片づけ」っていいなと思ってお伝えしてるんですよ
ライフオーガナイズに触れて、暮らしが楽になる人が一人でも増えてくれるのを願っています。